ミラーレスカメラにオールドレンズを付けてみたら死ぬ話。|日本の インスタグラマー コミュニティ IGersJP
※2017年2月追記※
比較的アクセスが多いので追記です。
本原稿公開は2012年、5年以上の前のものとなり情報としてかなり古いものですが、
ミラーレスのデジタル一眼カメラでオールドレンズを楽しむ際に気を付けなければならない焦点距離の換算方法については依然有効なのでこのまま残しておきます。
※最新記事※
オールドレンズのマウントアダプター対応表。K&F Concept縛り。 | iPhone カメラアプリ オーガニゼイション — https://iphonecameraapp.org/oldlens
2017年筆者(えんぞう@instagramenzo)は相変わらずiPhone6を主力機としていますが、
オールドレンズを楽しむ際には、
LUMIX GX-7 に K&F Conceptのマウントアダプターを活用しています。
現行機種で選ぶ場合に考慮すること
オールドレンズを楽しむ上では、まず、ソニーのフルサイズミラーレス機が挙げられます。
オールドレンズの能力を最大限発揮するならα7一択でしょう。
それ以外のミラーレス機はマイクロフォーサーズなのかAPS-Cお好みで選べば良いと思います。
どちらも画角を完全に活かす事はできない点だけは了解しておいたほうが良いでしょう。
一般に安く探せる広角寄りのオールドレンズは28mm前後からになりますが、
3/4なら56mm相当、APS-Cなら42mm相当で楽しめます。
APS-Cの最大のメリットは35mm迄ならほぼ標準レンズの画角で楽しむ事ができる点だと思います。
何を撮影するかにもよりますが、レンズ自体を楽しみたいなら焦点距離が広ければ広いほうが自由度があります。
筆者がGX-7を選ぶ理由
普段はiPhoneしか使いませんが、子供が産まれたので子供専用機としてiPhoneとデバイスを分けました。
どうせ使うなら付加価値の高い過去のレンズで楽しみたいという思いがあり、
且つ、中古価格がこなれていて見た目がかっこよくて機械式シャッターを備えwi-fiに対応していることが条件でした。
GX-7は、
・外観が圧倒的にかっこよい
・wi-fi標準実装
・EVFがチルト可能
・背面液晶がチルト可能
・カメラ内現像(つまり撮って出しjpg)の品質がダントツで好き
・現行3/4単焦点標準レンズで最強だと思うパナライカ25mm/f1.4との相性が抜群
これと比較できる対象はommk2くらいでしょうか。ただコスパの点でパナ圧勝です。
一世代前のものですが必要十分です。
余力があれば現行機が良いでしょう。
因みに単焦点レンズならパナライカ25mmマジで凄いです。15mmより筆者は断然こっち。
マウントアダプターはK&F Conceptのもので十分です。安いしそれなりに堅牢。事例はヤシコン>3/4。
なぜヤシコンを挙げたかというと、
個人的に3/4でオールドレンズを楽しむなら、
ツアイスdistagon28mm/f2.8をお薦めするからです。
28mm前後の比較的高級な部類のレンズも一通り試しましたが、1本オススメしろと言われたらコレ。
中古でも3万円しませんが、凄まじい迄の解像感でピントも掴みやすく初心者でも使いこなせるからです。
オールドレンズじゃなくて普通に楽しみたいならパナかオリの大三元レンズが1本とライカDGが一本あれば良いんじゃないかと。
もちろん標準レンズも全然良く写りますし、そういう意味ではオールドレンズより色んな意味で高画質を得られます。
スマホより良い画質で、ということだけで言うならコンデジで十分です。
ハッキリ言って現行品に他社製のレンズをとっかえひっかえ交換して積載してわざわざ撮るより、
例えばオススメで言えばRX100とかフジのX20を筆頭に高級コンパクトラインであれば、
流石一気通貫でバランスの取れた「よく写った」写真が楽しめます。
オールドレンズ(や一眼カメラ)は見栄だと言ってもいいかもしれませんね(笑)
以下は嘗ての記事です。
という訳でマウントアダプターがあればミラーレスだろうがミラーあるだろうがレンズ交換式カメラなら他社のとか昔のレンズを搭載して楽しめることは分かった。
ということでマウントアダプターを買ってきて喜び勇んで愛機OM-1の標準50mmレンズを付けてgf-1のファインダーを覗いて当惑するのである。
なんかズームになってねーか?
と。
これは画像付きで解説したいのだがめんどくさいから文字で解説する。
実はズームになっていて正しいのである。
というのも、
アナログ135mmフィルム一眼時代の画像受光素子部分の面積というのをミラーレスなりで実現しようとするとどうやら諸々の事情で難儀なんだらしく、
マイクロフォーサーズに於いてはその半分の面積しかないのである。
この場合何が起こるかというと、135mmフィルム向けレンズはマイクロフォーサーズ機に取り付ける際に焦点距離が倍になるのである。
つまるところ写る面積が小さくなるのだ。
50mmというと標準と呼ばれているが(iPhoneの場合30mmとかで広め)、
それをマイクロフォーサーズマウントにくっつけた途端に100mmという中望遠レンズに変身するのである。
100mmというと2階建ての店舗外観を撮影しようと思ったら7~8m間隔が必要なくらい狭い。
反面ポートレートとか撮影するのだと良いのだが、街撮りにはあんまり向かない様に思われる。
慣れだろうけど。
となると、
オールドレンズで50mm感覚を楽しみたいなら、
24mm広角レンズをゲットしなければならないということになる。
残念なことに24mmというとオールドレンズなれども現在も高価である。
なので仕方なく28mmを選ぶしかない。これなら3,000円台でも結構見つかる。
またズームレンズでも28-80mmくらいのものなら結構見つかる。
このセットをゲットすればにわかオールドレンズ遊びにハマれるという次第なのである。
めんどくさいから早くフルサイズのミラーレス一眼を出しまくって中古で1万円位で買えるようになって下さい。
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